情報収集が大事な小児在宅医療

医療技術の進歩によって、日本における新生児や乳幼児の死亡率は世界的にも低い数字になっています。
しかし、医療ケアが必要な状態にもかかわらず、NICUと呼ばれる新生児集中治療室を退院することも珍しくありません。NICUの満床を防ぐため、長期入院患者の早期退院を推進する傾向があるからです。
医療的ケア児の場合、退院してからも経管栄養や痰の吸引などの医療ケアが必要です。小児在宅医療のニーズが高まる一方で、サポート体制が整っていないことが度々問題に上がっています。

医療的ケア児の多くは希少な難病を抱えており、サポートを担う訪問看護師には高度な専門知識が求められます。そのため、小児在宅医療に携わる訪問看護師の数が不足している現状です。
また、ケアマネージャーのようなコーディネーター役も基本的には存在しません。患者が子どもであることから、医療と福祉に加え、教育現場との連携も必要になってきます。医師はもちろん、薬剤師、リハビリを担当する理学療法士など、他職種との連携も重要です。

こうした課題を改善するべく、民間や行政も様々な取り組みを行っています。
例えば2018年度の診療報酬の改定によって、医療的ケア児の評価が見直しされました。看護スタッフ人員を手厚く配置した事業所は、加算されるといったものです。
また、重症心身障害児だけでなく医療的ケア児も社会福祉制度の対象になったことから、福祉サービスの支援体制にも期待されています。
こうした新しい制度にも柔軟に対応できるよう、ケアを提供する看護師は常にアンテナを張って情報を収集することが大切でしょう。

☆情報収集にうってつけのサイト>>小児在宅医療